飛行機も風景も撮りたい私が、D7200(APS-C)からフルサイズに買い替えた理由。

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機材のはなし

はじめまして、Takuyaです!

私は一眼レフで写真を撮り始めてから1年9ヶ月の間、ニコンのAPS-C機・D7200を使っていました。

しかし色々あってフルサイズのカメラが欲しいな~と思っていたところ、D7200を思ったより高く下取りしてもらえることが分かったので、いい機会だと思い買い替えました!

買い替えたモデルは、D7200と同じニコンのD810です。

この記事では私が望遠に強いAPS-CであるD7200からフルサイズ機に買い替えた理由について話します。

結論から言うとD810を買ってわずか数ヶ月後にはD500も購入しましたが、これは二台体制のほうが飛行機撮影などで便利だからで、動体撮影も含めてD810に不満があったわけではありません。

旅行も含めた普段のメイン機はD810で、D500は動体メインのサブ機という位置づけで使っていました。

D810はかなり気に入って、2年と7ヶ月も使っていました(*^^*)

この記事は私が2017年にD7200からD810に買い替えたときに書いていた記事を、今の経験を加味してリライトしたものです。その頃の率直な気持ちが出ていると思います。

※D810にはリコール情報があります。購入の際はお気をつけください。

もともとの買い替え候補はD500

私が次に買うとしたら、ニコンのAPS-Cフラッグシップ機・D500だろうと考えていました。

ちなみに上のヘリコプターの写真はD500で撮ったものです。

飛行機や自衛隊のイベントなどを撮るなら、D500の秒10コマの連写D5ゆずりのAF性能などがとても魅力的だったからです。

私がカメラを買った時はD500は存在せず、四桁機であるD7200がニコンのAPS-Cラインナップの最上位機種でした。

APS-CのカメラとしてD7200に不満があったわけではないのですが、APS-Cで唯一の三桁機の実力も体験してみたかったですし、D500は気になる存在でした。

フルサイズへの買い替えを決めた理由

上に書いたようにD500が気になっていたのですが、

  • 風景やスナップ、旅行でもキレイな写真を撮りたい
  • 夜の飛行機撮影でフルサイズの高感度耐性が魅力的
  • フルサイズ向け標準レンズはAPS-Cでは広角が狭く使いづらい
  • クロップを使えばフルサイズでも望遠までカバーできる

という4つの理由から、動体も風景もオールマイティに撮れるフルサイズ機はないかな?と調べはじめました。

風景やスナップ、旅行でもキレイな写真を撮りたい

私がD7200を買ってしばらくの間、自衛隊のイベントや飛行機を撮りに行くときしかカメラの出番はありませんでした。

しかし、いつからか風景の写真を撮ったり普段の外出にも持ち出すようになり、「綺麗な風景写真やスナップ、旅行の写真も撮りたい」と思いはじめました。

上の写真はD7200で撮ったものです。

もちろんD500でも風景やスナップを撮ることは出来ますし、旅行に持っていくならもっと軽いカメラのほうがいいでしょう。

しかし低感度ではD500よりもD7200のほうが写りが良いという意見もあり、せっかくカメラを新調するならセンサーサイズに余裕のあるフルサイズを選んで、キレイな写真を撮りたいと思いました。

画質だけを考えるならば、基本的にセンサーサイズが大きいほど、高画素・高感度耐性・階調の豊かさなど全てにおいてメリットがあります。
(予算や大きさ・重さ、連写速度などを無視して画質だけを考えるなら…ですが)

夜の飛行機撮影でフルサイズの高感度耐性は魅力的

上の写真はD7200でISO3200・F5.6・1/8秒で撮りました。

ISO6400でもノイズが少ないカメラならシャッタースピードを変えずに1段絞ることができ、もうすこしキレイに光条を出すことができたかな?と思います。

今にも動き出しそうだったら、F5.6のままISO6400まで上げることでシャッタースピードを2倍にすることも可能です!

このように、迷わず高感度を使えたら撮影の幅が広がるだろうという思いがありました。

D810はフルサイズの中では比較的高感度に弱いのですが、高画素であるメリットのほうが大きいと考えました。

比べたわけではありませんが、2000万画素のAPS-Cの写真と、同じ画素数まで解像度を下げたD810の写真を比べたら、たぶん後者のほうがノイズが目立たないと思います。

フルサイズ向け標準レンズはAPS-Cでは広角が狭く使いづらい

なんだかんだ言ってますが、これが一番の理由です。

まさにレンズからボディが生えてきたという感じです…!

カメラ沼こわいのん :;(∩´﹏`∩);:

D810を買う4ヶ月くらい前に、たまたまご縁があって「AF-S Nikkor 24-120 f/4G ED VR」というフルサイズ向けの標準ズームレンズを買ったんですよ。

フルサイズだとちょうどいいくらいの広角である24mmという焦点距離ですが、APS-Cで使うと広角がフルサイズでいう36mm相当の画角になり、微妙に狭くて使いづらかったんですよね…

他にも「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」というかなりコスパのいいフルサイズ向け単焦点レンズを持っており、こちらはAPS-Cで使ってもなかなかいいのですが、本来の50mmという画角でこのレンズを使ってみたかったというのもあります。

このレンズは軽くて写りもいいですし、フルサイズ向けレンズなのに値段も3万円を切っていてめちゃくちゃコスパがいいのでオススメです\(^o^)/

APS-C用の広角か標準レンズを買えば解決しますが、将来的にフルサイズを買って二台体制になったら、APS-Cで広角を使うことはないだろうと思いました。

将来フルサイズのカメラを増やすことを考えると、できるだけフルサイズ向けのレンズを揃えたい

それならば今フルサイズのボディを買ったほうが得策だと考えました。

実際にD810とD500を2台持ちしていて、D500に広角レンズをつけたことはほとんどありません

フルサイズのカメラにAPS-C用のレンズをつけると画面の四隅が影のようになってしまう「ケラレ」という現象が発生するので、クロップしないとまともに使えません。

クロップを使えばフルサイズでも望遠までカバーできる

APS-Cのカメラは、同じ焦点距離のレンズをつけたときフルサイズに比べて画角が1.5倍(キヤノンは1.6倍)になるため被写体が大きく写り、望遠撮影に向いているという強みがあります。

ニコンのカメラには「クロップ」という機能があり、フルサイズのカメラでも画角をAPS-Cと同じ範囲にできるのです!(SONYなど他のメーカーにもクロップ機能があります)

キヤノンの一眼レフにはクロップ機能はありません。(EOS 5Dsを除く。)
ミラーレス機にはクロップ機能があります。

この機能が決め手で、APS-Cではなくオールマイティに使えるフルサイズ機を買うことに決めました!

ですがこの「クロップ」にはデメリットがあり、画素数が減ってしまうんです。

なぜかと言うと、クロップというのはフルサイズで撮った写真の真ん中の部分をあとからトリミングするのと同じだからです。

望遠レンズがないスマホでズームすると写真がモヤモヤになってしまうのと同じです。

このデメリットを防ぐため、フルサイズで3635万画素ありAPS-C相当にクロップしても約1,500万画素の写真が撮れるD810を選びました。(D810を選んだ理由は別記事に詳しく書いています。)

あとからトリミングできるのに撮影時にクロップを使うメリットは、

  • 現場で構図を決められる
  • フルサイズで撮るよりデータ量が小さくなる

などが挙げられます。

反対にあとでトリミングするメリットは、構図を追い込んだり少し広めの画角にしたりといったことが自由自在なことです。

一眼レフカメラの場合は画素数の低下以外にもデメリットがあり、クロップするとファインダーが狭くなってしまいます。

当然見える像の大きさも小さくなるので、クロップ時の使い心地はAPS-Cのカメラに負けます。

上の画像でいうと、クロップしていないときのファインダーの見え方は左上のように、1.5倍にクロップしたときのファインダーの見え方は左下のようになります。

APS-Cのカメラなら当然左上のように大きく見えているわけですから、そちらのほうが使いやすいのは明らかです。

ミラーレス機の場合はクロップしてもファインダーいっぱいに像が表示されるので、このデメリットはありません。

まとめ

見出しにある通りですが、私がAPS-Cからフルサイズに買い替えた理由は

  • 風景やスナップ、旅行でもキレイな写真を撮りたい
  • フルサイズの高感度性能が魅力
  • フルサイズ向け標準ズームはAPS-Cでは使いづらい
  • 1.5倍クロップで望遠撮影も可能

という4つです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

D810はいいぞ。

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